忍者ブログ

書簡

太陽の読書記録

2024'04.27.Sat
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006'05.29.Mon
米澤穂信:著
ジャンル:日常の謎ミステリー


氷菓
好き度:4
<あらすじ>
神山高校に入学した折木奉太郎は、姉の命令で、現在部員数ゼロで存続の危機にある「古典部」に入部することになった。
「省エネ」をモットーとする奉太郎は、部員一名活動なしで過ごそうと思っていたが、地元のお嬢、千反田えるを筆頭に、友人の福部里志や漫研の伊原摩耶花の3人が続々と入部。
古典部の部誌「氷菓」とカンヤ祭(神山高校祭の俗称)に込められた過去を追うことに…


愚者のエンドロール
好き度:4.5
<あらすじ>
2-Fは、神山高校祭でミステリー映画を制作することになった。
撮影は順調に進んでいたが、終盤にさしかかりトラブルが発生。
脚本担当者が急病で倒れて、ラストの結末が分からなくなってしまった。
困った2-Fは、助っ人として古典部に結末推理を依頼。
「省エネ」の奉太郎は、またも千反田の「わたし、気になります」に振り回されることに…>


クドリャフカの順番―「十文字」事件
好き度:5
<あらすじ>
ついにやってきた神山高校祭、当日。
古典部はあるハプニングに頭を悩ませていた。
30部の予定だった「氷菓」が、手違いで200部も刷り上がってしまったのだ。
千反田は生徒会や壁新聞部との交渉を試み、福部は古典部の知名度を高めるという名目で様々な行事に熱を燃やし、伊原は漫研で委託販売できないものかと思案にくれる。そして「省エネ」奉太郎は、のんびり地学講義室(辺境)で店番を決め込む。
そんな中、あちこちの部で些細なものが盗まれる事件が発生。
この機に乗じて、古典部は知名度を上げ「氷菓」を完売させることはできるのか!?

<感想>
個人的には、氷菓<愚者エン<クドリャフカ、の順に好きです。
奉太郎のやる気の無さが好きですv
特にクドリャフカでのやる気なさは素敵すぎです(笑)
ほとんど地学室を動いてないですからね。
でも、ちゃんとしめるところではしめてるあたりは、さすがですねvおいしいとこ取りもいいとこだよ(笑)
PR
2006'03.13.Mon


米澤穂信:著
ジャンル:現代ミステリー
好き度:4

<あらすじ>
銀行員を辞職し、地元で探偵業をはじめた紺屋長一郎。
犬探し専門を希望していたが、創業そうそう舞い込んできた依頼は、失踪した孫娘の捜索や古文書の解読。
おまけに探偵に憧れていたという高校時代の後輩(フリーター)が雇ってくれと言い出して…

<感想>
米澤さんの本は2冊目。
結論、好きです、この作家さん。
後輩半田くんの事件と紺屋さんの事件がどこかで絡むんだろうなーということは大体察しはついていましたが、うーん、見事。
騙された感はありませんが、面白かったです。(ラストはちょっと背筋が寒くなりましたが…)
続編を書けそうな余白を残しているように思います。
チャット仲間のGENさんや大南さんの活躍する話も読んでみたいなーと思います。
2006'03.03.Fri

米澤穂信:著
ジャンル:日常の謎ミステリー
好き度:4.5

<あらすじ>
小鳩くんと小山内さんは、高校進学を期に、『小市民』を目指して、お互い精進し合う関係だ。
ただ平穏な日常を送りたいだけなのに、小鳩くんの小学校時代の友人健吾に振り回されたり、小山内さんの自転車が盗まれたり、なかなか思うようにはいかなくて…

<感想>
某さんの日記で紹介されていたので読んでみたのですが、これは楽しかったです!!
小市民になりたいのに、どうしても昔のくせが出てしまう小鳩くん。
小市民への努力は小鳩くん以上だけど、時々昔の顔を覗かせてしまう小山内さん。
恋人じゃないけど、友達でもなくて、敢えて言うなら「同士」という二人の過去が気になります!
続編ももうすぐ出るようなのですが、そのとき2人のなれそめは語られるのでしょうか…楽しみですv
あと、小鳩くんの友人の健吾も楽しくて好きなキャラです。
彼が今後、どんなふうに2人に絡んでくるのかも楽しみv
2004'11.03.Wed


湯本 香樹実:著
ジャンル:現代
好き度:4.5

<あらすじ>
夫を失い虚ろな母と6才の私は無愛想な大家さんの「ポプラ荘」に引っ越してきた。
不気味で近寄りがたいおばあさんが、ある日私にある奇妙な話を持ちかけた。
おばあさんは「死者」への手紙を集め、箪笥にいっぱいなったら死んで死者にその手紙を届けに行くというのだ。
私は半信半疑でお父さんに手紙を書き始めた。

<感想>
「夏の庭」に引き続き、子どもと老人の心の交流を書かせたら右に出る人はいませんね!
おばあさんとの交流で成長していく主人公…という構図は「西の魔女が死んだ」(梨木香歩)に似ていますが、決定的に違うのが、おばあさんが「子ども嫌い」なところ。
それでも、2人の関係がさっぱりしても、惹かれあうところがあっていいなあと思いますv
 HOME 
積ん読本
ブログ内検索
図書館予約中

書簡 wrote all articles.
Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP  

忍者ブログ[PR]