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書簡

太陽の読書記録

2018'05.21.Mon
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2007'06.24.Sun

ファンタージエン 夜の魂
ウルリケ・シュヴァイケルト:著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:4

<あらすじ>
虚無から逃れるため、桃源郷と呼ばれるナザグルへ旅立った「青い髪族」
幼ごころの君への使者となった父を待つため一人村に残ったタハーマは、瀕死の状態で帰ってきた父からナザグルの悪い噂を聞きつつも、仲間と合流するため、一人旅をはじめた。
旅の途中、部族代表としてエルフェンバイン塔を目指していた狩人族のセレダス、博学な地霊小人ヴルグルックと出会い、共にナザグルを目指すが…

<感想>
ファンタージエンシリーズでは一番好きかもしれません。
タハーマとセレダスの関係がよくある設定、展開ではあるんですが、切なくて…
にしてもこのシリーズ。いろいろな作家が同じ世界観でそれぞれの持ち味を存分に発揮していて面白いです。
ただ、知っている作家がラルフ・イーザウくらいで、他はあまり日本では紹介されていない作家というのが残念ですね。多分、それぞれの作家の作品も読んでると、より個性を感じられて面白いんでしょうけど。
日本でも、いろんな作家がある世界観を共有して競作してみたら面白そうですよね。
日本は荻原さんが福武・徳間「空色勾玉」の後書きで書いているように、ハイファンタジーの土台が、海外と比べてまだ歴史が浅い部分があるのでそれは難しいかもしれませんが。(でも、例えば小野不由美の『十二国記』の世界観で、いろんな作家が過去や未来の登場人物を各自作り出して物語を書いたりしたら面白そうだな、と思うんですけどね)
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2006'09.14.Thu

バーティミアス3 プトレマイオスの門
ジョナサン・ストラウド:著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:4.5

<あらすじ>
魔術師が支配する現代ロンドンで、英才教育を受け魔術師になったナサニエル。12歳のとき初めて呼び出した妖霊(ジン)のバーティミアスとともに多くの困難を乗り越え、17歳になった彼は大臣にまで出世していた。
しかし、長引くアメリカ侵攻に一般市民の不満は高まり、同時に長い間魔術師達に使役されてきた妖霊たちも、魔術師に一矢報いようとある計画を企てていた。

<感想>
バーティミアスシリーズ最終刊。
非常に面白かったです。1巻2巻でやめてしまうのはもったいないです。
これは3冊まとめて1つの物語。1巻を読んだ方は是非とも3巻まで読み切って欲しい。
帯などで「こんなラストは想像してなかった」とか「衝撃のラスト」などと仰々しく書いてあったので、どんなものかと思っていたのですが、本当に衝撃のラストでした。
最終刊で、こんなにみんなして活躍してくれるなんてびっくりです!
あと、今回はバーティミアスとプトレマイオスの過去が挿入されているのですが、プトレマイオスのキャラがすごく好きですv
バーティミアスとプトレマイオスの切っても切れない強い絆で結ばれた関係が素敵でした。
もちろん、ナサニエルとバーティミアスの関係も好きですがv
プトレマイオスと違って、お互いツンデレのデレ抜き(笑)で素直じゃない感じがなんとも言えず(笑)

続きにラストネタバレ↓
2006'06.02.Fri

六つのルンペルシュティルツキン物語
ヴィヴィアン・ヴァンデ・ヴェルデ:著
ジャンル:ファンタジー
おすすめ度:4.5

オギワラーとしては親しみやすい「ルンペルシュティルツキン」の6つの物語。お伽話の矛盾点から、本当はこうだったのですよ、と6パターンの物語を展開させます。
どれも面白かったですけど、個人的にはエルフのルンペルが純情一途で好きですv六話目の図々しい粉屋の娘と呆れながらも紳士な対応をする王様…という話も笑えましたが(笑)
ところどころに込められた皮肉もナイスです!
2005'11.28.Mon


タニス・リー:著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:4.5

<あらすじ>
雪のように白い肌、森のように黒い髪、血のように赤い唇をもつ美貌の王女アルパツィアは、14歳の時、侵略者ドラコ王に攫われ無理矢理彼の后にされる。
ドラコの子どもを身ごもった彼女は、暗く歪んだ狂女となり、人々は、鏡に映った自分に話しかける彼女を「魔女」と呼ぶようになる。
それから7年後、娘コイラは自分を見ようともしない美しい女性「母」をひたすら恋い慕い、母であるアルパツィアもまた、「森」で生まれて初めて愛する人を見つける…
しかし、あることで恋人との愛を失ったアルパツィアは再び狂気に捕らわれ、必死で母の愛を得ようとするコイラもその母によって生死の狭間に追いやられることになる。
それから10年…美しく成長した娘の姿に過去の自分を重ね、言い知れぬ不安に襲われたアルパツィアは、ドラコ王の兵にあることを命じる…

<感想>
あらすじを読んで分かるかと思いますが、「白雪姫」を下敷きにしたダークファンタジーです。(「ギリシャ神話」もかなり物語で重要な部分を占めています)
児童文学ではないので、内容はかなり痛いです。
純粋無垢なお子様や白馬の王子様を夢見ている乙女な方にはおすすめしません。
「王子と結婚したからって幸せになれるとは限らないだろ!」とお伽話を素直に読めないちょっとすれて屈折した大人の方には楽しめる話だと思います。ちなみに私は大変おもしろく読ませてもらいました(笑)

「白雪姫」を題材にしているのですが、どちらかと言うと、主人公は「魔女」かもしれません。
というより、「母親=魔女=白雪姫」であり、また「娘=白雪姫=魔女」なんだと思います。
実の娘を殺そうとする母の狂気、そして歪んだ愛は、かなり激しく、そして哀しく切ないものがあり、魔女にならざるをえなかった女性の悲痛の叫びが聞こえてきます。
「本当は恐ろしいグリム童話」の白雪姫は実の母が嫉妬から娘を殺す話でしたが、この「鏡の森」の方が、背景が細かい分説得力があると思います。
「娘=白雪姫=魔女」というのは、娘のコイラも純粋培養で育てられた訳ではなく、愛を知らずに18年間も生きてきたため、その胸の内には母親と同じくらいの狂気を秘めていたと思うからです。一歩間違えば、彼女もまた母と同じ末路を歩むことになったでしょう。

もう一つ、この話で面白いな、と思ったのは、「王子様に助けられて、結婚してめでたしめでたし」というお伽話の黄金パターンに疑問を投げかけているところです。
助けてくれた王子に感謝はしても、結婚しなければならない義務も義理もないんですよね、お姫様には。
ぶっちゃけ王子が好みじゃない場合だってあるし、ものすごい変態かもしれないし(死体に惚れてキスするあたり、十分変態だし)
この話にも一応ヒーローは登場しますが、結構情けなかったりします。
でも、ラスト、彼女を助けるために彼が言ったこと、そしてしたことにはじーんと来ました。
これからも困難の絶えないであろう二人に祝福あれ…そんな気持ちになるエンディングでした。

最後に、本当に「白雪姫」の小道具を上手に歪めて使った、面白い話でした。
歪んだ愛に興味があるかた、是非とも一読あれ。
2005'09.06.Tue


ジョージ・R・R・マーティン
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:5

<感想>
氷と炎の歌シリーズ第二弾。『七王国の王座』の続編です!
前作が大好きだったので、続きが早く読みたい!と思っていたのですが、なかなか図書館に入らなくて…
今回も前作に負けず劣らず、スピーディーな展開で!しかもいいとこで次巻へ続く…となるところが憎らしい(><)

とにかくやばいです、面白すぎる!
どんどん、どろどろしてくる人間関係と複雑化する勢力地図!
前巻同様、視点人物が章によってかわる手法もいろんなキャラに感情移入できて好きですv
スターク家の子ども達だと、アリアが一番、今後どうなるか気になります。逃がした大狼のナイメリアにも会えるとよいのですが…
2005'03.15.Tue

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著
ジャンル:ファンタジー
好き度:3.5

<あらすじ>
物語は、少女がロンドン郊外にあるヘックスウッド農場に次々と不審な人物が出入りするのを目撃するところから始まる。少女は農場に出かけ、そこで何世紀もそこに幽閉されていたという魔法使いに出会うが、実はこのヘックスウッド農場には、宇宙のはるか彼方、銀河系の支配者から送り込まれた「バナス」という不思議な装置が封印されていた。そのバナスが突然動き出し、地球全体が危険にさらされていたのだった。果たして少女は危機を救うことができるのか。(Amazon)

<感想>
途中までは先が見えなくて(というかそもそも何の話かさっぱり分からなくて)面倒くさかったのですが、ある地点を越えたら面白くなってきました。
かなり話がごちゃごちゃしているので、本腰入れて読まないとキツイかも。
1回読んだだけじゃ分からないところもちらほら。

これは個人的な意見ですが、『魔法使いハウルと~』より、この本の方がよっぽど純愛ラブストーリーな気がしました(笑)
2004'12.31.Fri


『パーラ(上)沈黙の町/(下)古城の秘密』(ラルフ・イーザウ)
ジャンル:異世界ファンタジー
おすすめ度:4.5

<あらすじ>
語り部ガスパーレを襲った奇妙な「ことばの病」。詩人の町シレンチアはじわじわと病に蝕まれていく。ガスパーレを助けるため、ひとり果敢に謎に立ち向かうパーラを待ち受けていたのは…。

<感想>
まさに20世紀の「モモ」!戦う少女が格好良いです!そして、相変わらず脇キャラ(動物)がいい味だしてて好きですv


『星空から来た犬』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)
ジャンル:ファンタジー
好き度:3

<あらすじ>
星々の世界の住人シリウスは、無実の罪で犬に姿を変えられ、地球へ追放となった。星空へ戻るには、失われた魔法の道具ゾイを見つけるしかない。少女キャスリーンと心を通わせる一方で、危険な冒険に乗りだしてゆく…。 (bk1:内容説明)

<感想>
初期作品ということもあり、ダイアナさんにしてはあっさりしていたかも。そこそこ面白い…程度。
2004'10.25.Mon

ジャクリーン・ウィルソン著
ジャンル:現代児童文学
好き度:4

<あらすじ>
妖精好きな少女、ヴァイオレットは絵本作家に出さない手紙を書き続けている。
ハンサムでかっこいい血のつながらない兄は最近、そっけない。
美少女の転校生がやってきて仲良くなった。
ところがその転校生が家に遊びに来たことで困ったことに…

<感想>
血のつながらないカッコいい兄と夢見がちで冴えない妹…ツボなんですけど!
邪推かも知れませんが、兄は妹のことが好きだと思います。別の子に手を出しちゃうのも、妹への秘めた思いを紛らわすためだと(勝手に言ってろ!)←半分以上私の妄想です
2004'09.28.Tue

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著
ジャンル:ファンタジー
好き度:5

<あらすじ>
<人間>と<巨人>と<グリグ>が住む土地[湿原]
一人の<人間>の子どもが、<グリグ>のもつ首環ほしさに、
グリグの子どもを殺してしまった。
死ぬ直前にグリグの子どもがかけた呪いによって
首環の持ち主は不幸にさらされるようになる。

月日はたち、<人間>の長の子ゲイアは、姉弟たちのように才能に恵まれていないことでコンプレックスを感じていた。ゲイアは<巨人>の子と仲良くなり、首環の呪いを解こうとするが…

<感想>
ダイアナさんの初期の作品です。後書きにはひねりが少ない…云々と書いていましたが、私はこの作品かなり好きですv
ダイアナさんらしく、読み手を騙すにくいことをやってのけてくれてますv
[ガー塚]の三兄弟が大好きですv
ゲイアはもちろん、姉のエイナも弟のセリも可愛くて好きですv
なんと言ってもゲイアに絶対的な信頼を寄せているところがいいですv
そして、兄弟より劣っていると思いながらも、卑屈になって諦めるのではなく、
知恵を求めるゲイアが素敵ですv

個人的には<巨人>のジョージとジェリーが気に入ってます
(あまり同士はいないだろうな/笑)
なんか、いい大人が…と思うと微笑ましくて(^^)
初めは頭が固いお偉さんかと思いきや、ずいぶん柔軟な頭をしてらして可笑しかったです。
2004'08.15.Sun


コルネーリア・フンケ著
好き度:3

<あらすじ>
メギーは本の修繕業をしている父、モーと2人で暮らしていた。
ある雨の日の夜、庭に一人の男が立っていた。
その男はモーの古い知り合いで、「カプリコーン」という人物があるものを求めて、
モーのことを探していると言う。
モーはメギーを連れ、親戚である本の収集家の家に逃げることにするが…

<感想>
フンケさんの作品の中では、下位に位置するかな…
核心に至るまでが長すぎました。
キャラは相変わらず素敵なんですけどね。
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