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書簡

太陽の読書記録

2018'07.23.Mon
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2007'06.24.Sun

銀の犬
光原百合:著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:4

<あらすじ>
地位や財産を望まず、音楽の力によってこの世に想い残す魂を解き放つ「祓いの楽人」
声を失ったオシアンと、そのオシアンの祓いを手伝う少年ブラン
彼らが出会った悲しい魂の5つの恋の物語

<感想>
連作短編なのですが、どれもよかったですね。
「この世に想いを残す魂の救済」と言えば察しがつくと思いますが、すべて「悲恋」です。
悲しい話なはずなのに、最後にはどこか温かく優しい気持ちになれる、そんな話です。
特に一話目「声なき楽人」が好きです。殺されて魂が彷徨い続けながらも、音楽を愛し、彼女を愛した彼が、とても愛おしくて…思わず「バカ!」と叫びたくなってしまうくらい、不器用で優しくて人の良い、そんなキャラクターに弱いです。
あと、最後の「三つの星」。これが一番やるせなくて切なかったんですけど、読後は一番気持ちがいいかも。
ちょっと『戒』(小川歩)に共通する部分があるかな、と思いました。
「三つの星」というタイトルも、読後に見ると切ないです。

肝心のオシアンとブランの出会いや、オシアンがなぜ声を失ったのか、などまだまだ謎がいくつも残されています。
シリーズとして是非とも続けて欲しいなと思います。
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2007'06.24.Sun

夜は短し歩けよ乙女
森見登美彦:著
ジャンル:現代
好き度:2

京都が舞台なので、京都に住んだ事がある身としては、その辺は面白かった。(特に下鴨神社の古本市とか、近所だからよく行っていたのですが、本当にこんな雰囲気でした)
ただ、どうも、この人の文体は私に合わない。デビュー作も途中で挫折してるのですが、今回も結局斜め読み。大絶賛されてたから、この本は大丈夫かなと思ったんですけどね~。


チョコレート・ゴシップ
森橋ビンゴ:著
ジャンル:現代
好き度:3

規格外なラブストーリー4つの(連作?)短編集
個人的には、ゲイカップル+女友達の三角関係「メンソール・ベイベ」が面白かった。
なんというか、私は基本的にお馬鹿なほど純粋でお人好しなキャラが好きなんだな、と最近自覚し始めました(笑)
2005'10.11.Tue


宮部みゆき:著
ジャンル:現代ミステリー
好き度:4

<あらすじ>
東京下町、亡き友人の遺志を継ぎ、古本屋を営むイワさんこと岩永幸吉と手伝いに来ている孫の稔。
彼らの周りで起こった、本にまつわる六つの事件…

<感想>
私は連作短編集が好きなのかもしれません。
とても読みやすくて分かりやすい話でしたv
個人的に好きなのは「うそつき喇叭」
推理自体は、それほど手が込んでいるわけではないのですが、この話の中に出てくる絵本『うそつき喇叭』の内容に考えさせられるものがありました。
うそつき喇叭(ラッパ)が、その嘘によって勝ち逃げしてしまう話なのですが、私はその喇叭が哀れだな…と思いました。
そんな風に嘘を付き続けることしか出来なくて、それを罰せられることもなく人生(と言って良いのか分かりませんが)を遂げてしまうことは「不幸」としか言えないかな、と。
2005'04.27.Wed


宮部みゆき:著
ジャンル:現代ミステリー
好き度:4

<あらすじ>
自転車事故で今多コンツェルン会長の専属運転手であった梶尾が亡くなった。会長の娘婿であり会社の広報部の杉村三郎は、会長の頼みで梶尾の娘と会い、犯人に呼びかけるための本を出すことになる。
しかし、乗り気の妹と裏腹に、結婚を控えた姉の方は何か気がかりなことがあるようで…

<感想>
この本を読んで一番感じたことは
「幸せなことは、そんなに罪なことですか?」

基本的に主人公に感情移入しやすい私は、まわりの人間の杉村さんへの理解の低さ(と言うか、色眼鏡)が耐えられないほど悔しかったです。
実際、人間って裕福で幸せそうな人間を見ると、本人の気持ちや人間性を知る前に、偏った見方をしてしまうものなのかなと思います。
それでも、何を言われても、ショックを受けても、「自分は幸せなんだから」とそっと自分の胸にしまい込み、言い返したり言い訳をしたりしない杉村さんが私は好きです。お人好しすぎる人には弱いんです。
タイプは違うけど、「戒」の戒に少し通じるところがある人だなと思いました。

事件の内容とかには全然触れてませんが、とにかく、私は杉村さんに感情移入しすぎたのでこんな感想になりました。
2005'01.25.Tue


宮部みゆき:著
ジャンル:現代ミステリー
好き度:4.5

<あらすじ>
復讐を果たすため、射撃用の銃を持って元恋人の結婚披露宴へ乗り込んだ慶子。
あるひとつの目的を果たすため、慶子の銃を奪い金沢へ向かう織口。
織口の暴走を止めるため、慶子の持つもう一つの銃を手に、あとを追う修治と憲子。
ヒッチハイクしていた織口を拾い、入院中の妻を見舞うため深夜息子と車を走らせる神谷。

2つの銃がもたらす結末とは…

<感想>
序盤からぐいぐい引き込まれました!個人的にすごく好きですv
最後の神谷の「我々は、被害者同士で殺し合い、傷つけあったような気がしますね。」
このセリフが胸にじーんときました。こういう誰を憎んだらいいのか分からない事件って、現実にもいっぱいあるけど、やりきれない気持ちになりますね。(一番悪かったのは慶子の元恋人のような気もしますが)
2004'12.24.Fri


宮部みゆき 著
ジャンル:時代物ミステリー
好き度:5

<あらすじ>
「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」―江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。その後、評判の良かった差配人が姿を消し、三つの家族も次々と失踪してしまった。いったい、この長屋には何が起きているのか。ぼんくらな同心・平四郎が動き始めた。(「BOOK」データベースより)

<感想>
弓之助とおでこが大好きですv初めは一章完結なのかな?と思いながら読んでいったのですが、中盤あたりから物語が大きく展開して、止まらなくなりました!
宮部さんの本は、やっぱり時代物の方が好きだな…
2003'10.27.Mon


宮部みゆき著
ジャンル:異世界移入ファンタジー
好き度:3.5

<あらすじ>
小学校5年生の亘(ワタル)の学校では、今ある噂がたっている。
建設中に工事停止になっているビルに幽霊が出る、というのだ。
夜中に一人で工事現場に行ったワタルはそこで黒いローブを着た、魔導師のような老人に出会う。
そして数日後、6年生の3人が行方不明になり、記憶喪失になって帰ってきた。
その影に同じく行方不明の美少年転校生の美鶴(ミツル)がいるとワタルは気づく。
そして、突然、ワタルの寝室に現れたミツルに導かれ、ワタルは今の不幸な現実を変えるため、幻界<ビジョン>へ…
そして幻界の”旅人”となったワタルはトカゲ男のキ・キーマや、猫人間の女の子ミーナなど、仲間とともに、5つの宝玉を求めて旅立つ…

<感想>
なかなか面白かったですv
最後のしめ方だけちょっといまいちでしたが。
途中部分は登場人物(と言うか登場動物?)が魅力的で、面白い展開でした♪
RPGが好きな人は楽しめるんじゃないでしょうか?
実際、物語中に『ロマンシングストーン・サーガ』ってゲームが出てきますし(笑)

映画版もあり。そちらも多少はしょりすぎの感がいなめませんが、なかなかよいです。
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