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書簡

太陽の読書記録

2024'04.25.Thu
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2005'09.09.Fri

伊坂幸太郎:著
好き度:4

<あらすじ>
大学に進学し、一人暮らしを始めた椎名は、引っ越したその日に隣に住む河原という美青年に出会う。彼は突然、椎名に「一緒に本屋を襲わないか」と声をかける。
半ば強引に本屋襲撃に付き合わされる椎名。しかし、河原のその行動の裏には二年前のペット殺し事件が絡んでいた…

<感想>
現在と二年前の二つの視点が交互に語られるのですが、二年前の中心人物が3人いるのに、現在では、そのうち河原一人しか登場しないのが、先の不幸を予想させて切ないです。
でも、私が予想して通りの展開ではなく、一工夫(一細工)しているのがさすがだな、と思いました。
見事、騙されていました!
真実を明かされたあと、それまでの河原の行動を思い起こしてみると切ないものがあります。
ちょっと「それはどうかな?」と思う部分はありますが、なかなか面白かったです。
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