2005'09.22.Thu
芝田勝茂:著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:4.5
<あらすじ>
時は、アイザリア内乱「虹戦争」が伝説になって久しいころ。
世界はまたも不穏な影が押し寄せていた。
世界の危機を救うため、歌と踊りを好む、さすらい人の街、ドーム群では、追放されていた道大工のトーマ、ドーム郡一の歌姫であり踊り子テオ、声と体を失った包帯姿の笛吹少年リンの3人が特別任務を言い渡された。
3人は、かつて郡の英雄クミルが退治したフユギモソウの種を、世界の果て”ルピア”に返しにゆく旅に出る…
<感想>
ドーム郡シリーズの三作目です!
1作目と2作目は前巻を読まなくても独立した物語として十分楽しめましたが、これに限っては前作を読んでから読んだ方がいいですね。「※~を参照」という部分が多く出てくるのですが、私はすっかり忘れてました(汗)
シリーズ通して言えることですが、この作品は特に「反戦」のメッセージが強いな、と思いました。
現在の世界情勢だからこそ、伝えなければならないメッセージだと思います。
誰もがドーム群の人々みたいな考えだったら世界は平和なんでしょうけどね…
欲を言えば、「真実の種」と「うその種」をもうちょっと物語に絡ませて欲しかったです。
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