2004'10.15.Fri
恩田陸 著
近未来SF
好き度:5
<あらすじ>
化学物質や産業廃棄物の処理をまかされ日本人だけが地球に残された近未来。
壮大な受験を乗り越え、将来を約束された「卒業総代」を目指して大東京学園に入学した、アキラ、シゲル。
2人は学園へ向かうバスの中で出会い、意気投合する。
そんな2人を待ち受けていたのは、閉鎖され監視された絶望のうずまくキャンパスライフであった
<感想>
激しく面白かったです!
近未来なんだけど、過去に何度も繰り返されてきた過ちのようにも感じたし、
これから起こりうる現実を見せ付けられたようにも感じました。
キャラがみんないいですねv主人公のアキラとシゲルはもちろんだけど、
新宿クラスのメンバーとかおねえ言葉のアタミとか好きですv
あと面白いのが、前世紀のサブカルチャーの研究として、馬鹿まじめに「ポッキー」について議論してたり、コスプレの定義について語ってたりすること(笑)
恩田さんの作品は最後がすっきりしないのがたまにあるけど、これは結構きれいに終わったかな~と思いますv
以下ネタバレ反転
裏切り者が誰か最後まで分かりませんでした。まさかあの人だったとは!
シマバラたちの考えどおり、新宿クラスの中にいるのかな~と考えてたのですがいなくてほっとしました。
イワクニかオオムタあたりが怪しいかなと思ってたのですが、イワクニがシマバラを先に行かせたシーンでそう思ったことを恥ずかしく思いました…やっぱり見た目どおりにイイヤツだったよ!この人!!
恩田さんって一見いい人そうなのが実は黒幕ってパターンが多いのでいらん疑いをかけてしまいましたよ。
にしてもオワセとイワキが死んじゃったのは悲しかった…2人は手をつないで…のくだりで泣きそうになりました。
あとハママツとトワダも…最後まで笑い続けたって…!!(号泣)
このへんまで読んで「もしかした全員死ぬのか!」と思いましたが、そこまで理不尽じゃなかったですね、恩田さんはv
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