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書簡

太陽の読書記録

2018'06.24.Sun
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2004'02.07.Sat


アヴィ著
ジャンル:歴史ハートフル(?)
好き度:4

<あらすじ>
舞台は14世紀、中世イギリス。
自分の名前を持たずに「アスタの息子」と呼ばれて育った13歳の少年いた。唯一の身内である母の死後、泥棒の濡れ衣を着せられて殺されそうになる。
「ここから逃げて自由になれ」
少年の唯一の理解者クィネル神父に後押しされ、母の形見の十字架をお守りに、少年は一人街を目指して旅に出る。
そして、空腹のため食べ物を求めて立ち寄った黒死病(ペスト)で滅んだ村で一人の奇妙な男<熊>に出会う

<感想>
よくある設定、よくあるストーリー展開なのですが、登場人物のキャラ設定がよいので飽きることなく読めました。
あと、ラストがすがすがしくて気に入りましたv
この本の見所はなんといっても少年と熊の擬似親子愛でしょう!
初めは主人と奴隷の関係なのですが、旅を続けるうちに、師弟関係に、そして、親子関係になっていく様が自然な流れでよかったと思います。

<ちょっぴりネタバレ>
こういう、出生が謎に包まれていて、幼い頃はいじめられていたけど、ひょんなことで本当は身分ある人の子どもだと分かって…という話は、大抵最後には、仲間を得て自分の出生を世間の人に明らかにし、今まで虐げてきた人を懲らしめて地位ある身分になってめでたしめでたし…というパターンです。
でも、結局支配されるものと支配するものの関係は変わってないし、金持ちが幸せで、貧乏は不幸だ、という根本的な考えは変わってなくて、それって本当に幸せなんだろうか?といつも引っかかっていたのですが、この話はそういう押しつけがましい終わり方じゃなくて、本当の意味の自由とか幸せって人それぞれなんだ、愛する人、愛してくれる人といっしょにいることが他でもない幸せなんだということが伝わってきて、非常に清々しい思いがしました。
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