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書簡

太陽の読書記録

2024'04.26.Fri
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2004'08.07.Sat


ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:4

<あらすじ>
田舎へ疎開するために列車にのったヴィヴィアンは、
降りた駅で不思議な少年に誘拐されてしまう。
ワケが分からずたどり着いたその場所は「時の町」
そこでヴィヴィアンは歴史を揺るがす大事件に巻き込まれていく…

<感想>
ダイアナさんらしく、奇想天外でキャラが個性的で面白かったですv
ダイアナさんの作品は長い感想は必要ない気がしますね。
単純に楽しめばいいかなvとそんな感じv
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2004'08.01.Sun

D.J.マクヘイル著
ジャンル:異世界移入型ファンタジー
好き度:3

<あらすじ>
さえない少年マークのもとに不思議な手紙が届いた。
それは学校のヒーローで、マークの親友でもあるボビー・ペンドラゴンが送ってきたものだった。
ボビーは今、おじさんに連れられて別の世界におり、大変な目にあっているというのだ。
自分一人では対処できないと思ったマークは、ボビーのガールフレンド、コートニィにすべてを打ち明けることにする

<感想>
割と面白かったかな…と思います。
ただ、ボビーのいる世界はすべてボビーの手紙でマークに伝える…という方法で書かれているのですが、セリフとかも全部手紙で…というのは少し無理があるのではないかと思いますね。
2004'07.01.Thu



ヴィクトリア・ハンリー著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:3.5

<あらすじ>
スリヴィーア国でマッサージ師(奴隷)として働いていた美しい容姿と声をもつ娘ミーヴァ。
ある恐ろしい瞳をした客が彼女の秘密を知り、彼女の主人から買い取られることになった。
彼女の母の計らいで彼女は、その客によって奴隷の刻印を入れられたばかりの少年を連れ、城を抜け出す。

一方、海の向こうのベランドラ国にあるヒーラーズ・キープ(癒しの塔)には、王妃とその娘サラが到着したところだった。サラは癒しの力があると認められ、ヒーラーズ・キープでその力を伸ばすべく、身分を隠してやってきたのだった

<感想>
「水晶玉と伝説の剣」の主人公、トリーナとランドンの子世代の物語。
前作の「水晶玉と~」が大好きだったので読んでみたのですが、なかなか面白いですv
ただ、トリーナが侵略者の娘であるというだけで、ベランドラ国の民から嫌われているのが悲しかったです。
作者の意図したメッセージ性は別のところにあるのかもしれませんが、親が行った悪行とは、子が責めを負わなくてはならないのか、と少し理不尽な気もしました。
国民の気持ちはもちろんよく分かるのですが、「水晶玉~」を読んだ限りでは、トリーナは決して父のような戦争好きでも、支配欲にかられているワケでもなく、華美なことや奴隷制のようなものを忌み嫌っている人間なのに、そのことを分かってもらえていないのは悲しいですね…

やはり前作が好きだとどうしても、トリーナの方に注目がいってしまいますね(汗)
2004'05.16.Sun


ハービー・ブレナン:著
ジャンル:異世界移入型ファンタジー
好き度:4

<あらすじ>
昨日まで普通の家庭だったのに、ある日突然両親の関係が悪くなっていた…
ヘンリーは、一人暮らしのフェガティーさんという老人の家に家事手伝いに行く途中、
父親の打ち明け話に愕然とする。

ショックを受けたままフェガティーさんの家に行ったヘンリーは、
その家の庭で猫に殺されかけている「妖精」を発見する…

<感想>
この作者は「バックトゥーザフューチャー」が好きなんだろうか…と思いました(笑)
いや、別に話自体は全然似てないんですけど、このフェガティーさんが、
「バックトゥーザフューチャー」に出てくる博士のイメージにそっくりなんです…
性格だけじゃなくてやること言うことみんな博士にかぶってしまって…

それはともかく、まぁまぁ面白かったかな、と思います。
闇の妖精のブリムストーン社長が情けなくて好きです(笑)
こういうヘタレな悪役ってなんか好きv
2004'05.09.Sun


ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著
ジャンル:現代ファンタジー
好き度:4

<あらすじ>
ミグの父親が失踪してからというもの、父親の義理のおばさん(マライアあばさん)は毎日のように電話をかけてくる。人のいい母親は、まるめこまれてイースター休みにおばさんの家に行くことになってしまった。
ところが、行ってみると何故かお手伝いさんは里帰り。
おばさんは人の良心につけこんで、自分では何もしようとしない!
しかも、村の男の人はみんな死んだような目をしているし、女の人はみんなおばさんの機嫌取りばっかり。ミグも兄のクリスも母のベティもいらいらをつのらせるばかり…

<感想>
このマライアおばさんが、すっごくやな人なのですが、こういう人いるよなぁ…としみじみ思ってしまいました。
このおばさんのキャラ設定って、書く人によってはすごく重いだけの話になるかもしれませんけど、さすがはダイアナさん。いやなおばさんを使っても、暗い雰囲気はまったくなくて、上手いことファンタジーにしてしまうところは脱帽です!

実際…こういう人には何を言っても無駄なんですよね(苦笑)
2004'05.02.Sun

ゲイル・カーソン・レヴィン著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:5

<あらすじ>
エラは、生まれてすぐに、お節介な妖精ルシンダに「命令されたら絶対逆らえない」という「従順」の魔法をかけられてしまう。
そのエラの秘密をしっているのは優しい母親と、料理人のマンディだけ…
エラが15歳のとき、母親が病気で亡くなってしまう。
悲しみにくれるエラは、気さくで優しい王子シャーに出会う…

<感想>
シンデレラ・ストーリーを下敷きにした話なのですが、面白かったです~vv
王子が格好いいですvそして、従順になる呪いをかけられているのに、反抗的なエラが強くて可愛くて好きですv
おとぎ話の典型的なパターンを使いながらも、おとぎ話特有の「ご都合主義」になってないところが好きですv
やはり女性は賢くなければ…と思わせられた作品でしたv
2004'04.11.Sun


リーネ・コーバベル著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:4

<あらすじ>『秘密が見える目の少女』
ディナは孤独な10歳の少女だった。
彼女の母は、目を見るだけで、相手の秘密が見えてしまう力をもつ「恥あらわし」だった。
ディナもまた、母の力を幼いころから引き継ぎ、家族以外に自分と目をあわせてくれる人がいないことに心を痛めていた。

「恥あらわし」をしに行ったまま帰ってこない母の使いと名乗る男がディナのもとへやってくる。その男はディナの目をしっかり凝視してくれたため、ディナはその男を信じ込み、母のもとへ駆けつけるが…>

<感想>
続き物なので、2つの本いっしょに紹介します。
なかなか面白かったですv
この「恥あらわし」の力ってすごいです…
「恥あらわし」は相手を悪戯に辱めるのではなく、相手に自分を省みさせる力なのです。
だから、恥ずべきコトではないのに、恥じている人には、「恥ずかしがることない」と教えてあげるのも、「恥あらわし」の役目なのです。

それはともかく、「ディナの秘密の首かざり」で大活躍の、ディナの兄ダビンがすっごい好みなのですよーーーー!!
ってか、ビバ★兄妹愛!!
兄貴のシスコンぶりがもうかーなーりツボでしたvv
妹を助けたいがため、武術の修行に励んだりv
(でも、そのせいで母親に心配かけたと、ディナには怒られちゃうんですが)
妹が溺れたかもという場面では、「ディナは生きている!せめて死体がみつかるまでは家に帰らない」と強情をはってみたりv
妹が生きていることを伝える手紙が、興奮で読めなくなったりvv
もう、素敵すぎですお兄様!!
猪突猛進、脳まで筋肉な体育会系キャラってのも、また素敵v
2004'03.31.Wed

メアリ・ホフマン著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:5

<あらすじ>
重い病気に苦しむ、ロンドンに住む少年ルシアンは、ある日父親から一冊の手帳をプレゼントされる。ヴェネツィアで見つけたというその手帳を手に、眠りについたルシアンは、16世紀のヴェネツィアによく似た都市ベレッツァに迷い込んでしまう。
そこで、男装をして街に潜んでいた少女アリアンナや、後に師匠となる大魔法使い、美しく有能な女公主などと出会い、ある事件に巻き込まれて行く…

<感想>
面白かったです!
最近のファンタジーブームで、いろんなファンタジー本が書店に並ぶようになり、嬉しかったのですが、なかなか手放しに「面白い!」と言えるファンタジーは見付かりませんでした。
でも、この本はストーリーといいキャラといい、すごく私好みで面白かったですv
3部作らしいので、続きが気になるところですv
2004'03.27.Sat

リンダ・スー・パーク著
ジャンル:ハートフル
好き度:4

<あらすじ>
舞台は12世紀後半、韓国の小さな村。
孤児のモギは、足の不自由なトゥミルじいさんと橋の下で暮らしていた。
ある日、モギは村に住む優秀な焼きもの師の焼きものを割ってしまったため、彼の元で下働きをすることになった。
退屈で大変な仕事をこなすうちに、モギは焼きものの魅力に取り憑かれていく…

<感想>
よくあるストーリーなのですが、とても清々しくて心温まる物語でしたv
モギは家もなく、毎日腹を空かせて育ったのですが、トゥミルじいさんの教育のもとで、正直で優しい人物として描かれていますv
おかみさんと親分との関係の変化も自然で、最後のシーンでは思わず泣いてしまいました。

なんとなく借りてみた本だったのですが、思いがけずいい本に出逢えたな…と思いますv
2004'03.23.Tue

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著
ジャンル:ファンタジー
好き度:4

<あらすじ>
ハワードと妹のスサマジー(あだ名)が家に帰ると、頭の小さな大男「ゴロツキ」が座っていた。ある人物に頼まれて2人の父親から「2千」をもらいに来たというのだ。
作家で大学教授の父親は、13年前から毎月2千字の文章を書いて送っていたらしい。
しかし、今月の分が途中で行方不明になり、届いていないと言い出す。
そのことで父は、ゴロツキをよこした「アーチャー」なる人物を初め、街に住む七人の魔法使いの兄弟から「自分に2千字を書いてくれ」と頼まれる。
しかし、父がその要求をすべて断ったため、一家は大騒動に巻き込まれる。

<感想>
ダイアナさんの本はあらすじを書くのが難しいです…
とにかく序盤からドタバタで勢いのある物語です。
作家自身が「予測できない」と言うだけあって、
本当に次から次へといろんなことが起こります。
それでも最後にはちゃんとつじつまが合ってしまうからすごいですね!
そして、相変わらずキャラが個性的でいいですv
ダイアナさんの書く人物はみんなどこか憎めない魅力があるのですよね♪
とにかく、この話は深く考えずに単純に楽しめる本だと思いますv

<ネタバレ>
ゴロツキがアースキンだとは思いませんでしたね!!こういう裏切りは好きですv
ただ、ゴロツキの正体が分かった時点でヴェンチャラス(でしたっけ?)の正体は分かってしまいました(にやり)
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