2005'04.22.Fri
岡島二人:著
ジャンル:現代ミステリー
好き度:5
<あらすじ>
上杉彰彦はゲームの原作者として、イプシロン・プロジェクトの疑似体験ゲーム「K2」のモニターをすることになった。
もう1人のモニター高石梨沙と共に、ゲームに熱中する上杉だが、ある日梨沙が突然失踪したことで、イプシロン・プロジェクトに疑問を感じ始める。
上杉は梨沙の友人、七美と共に真実を見つけるため捜査に乗り出す…
<感想>
めちゃくちゃ面白かったです!
実はこの作品は96年にNHKでドラマ化していて、私は当時、恐いけど面白いこのドラマが大好きで、毎週(毎日だったかも?)楽しみに見ていました。
原作があると知ったのはそれから2年くらいたってからだったのですが、なかなか本が見つからず、最近大学の図書館で発見して読んでみたんですv
そしたらもう!
ドラマと多少違う設定のところもありますが、やはりドラマよりも本家のこちらの方がしっくりいきますねv
私はドラマを見て、いろいろなからくりを知った上で読んでいましたが、何の先入観も持たずに読んでいたら絶対「やられたー」と思ったと思いますね。
「中なのか外なのか…」
物語自体がまさに「クラインの壷」
結局、ラストは中なのか外なのかどちらの場合もありうると思いますが、「外」という結末の方がより怖いですね。
このまま科学が進めば、こういうことも絶対にありえない話ではないと思うと恐いですね…
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