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書簡

太陽の読書記録

2018'10.23.Tue
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2009'06.28.Sun
黒野伸一:著
ジャンル:現代
好き度:4.5


かもめ幼稚園
新米保育士のちかこ先生。まだまだぺーぺーで園児からもなめられぎみ。
それでも、園児よりもやっかいなのは最近の自己中親たち。
園児に親にふりまわされながらも、けなげに頑張るちかこ先生の奮闘記。


かもめ幼稚園 マンモス学級編
先生になって4ヶ月。
退職した3人の先生のかわりにやってきたのは、大学院卒のエリート先生と、
「方針があわん!」と、前の園を2ヶ月でやめてしまった金髪熱血バカ(男)
いつの間にか「問題児担当」になってしまったちかこ先生の奮闘記第二弾。


<感想>
是非とも2冊セットで読んでほしい。
まず、園児たちの描写が見事だなーと思います。
いい子ばかりでなく、ませた子、裏表のある子、引っ込み思案な子、あつかいが難しい子…
いろんな子が出てきますが、どの子もみんなそれぞれ可愛くて愛しい。
ちっちゃくても人間で、意地悪な心も、ずるい心も、葛藤する心も、後悔する心も持ってる。
でも、大人じゃないから、不器用で表現できなくて、でもだからこそ、素直でまっすぐ。
子どもを美化するでもなく、突き放すでもなく、
あるがままの子どもって可愛いなあと改めて気づかせてくれます。

そして、先生たちの描写も同じことが言えると思います。
どれが一番いいとか悪いとは言えない。
野口先生のような先生も、決して悪いわけではない。一種、必要な素質も備えていると思います。
情熱だけじゃだめ。テクニックだけでもダメ。
野口テクニックを伝授された情熱たっぷりのちかこ先生が、体力勝負の亮先生と一緒にカバーしあえば、きっとかもめ幼稚園は安泰ですv

現実世界では、ちかこ先生のような人は一番損をすると思います。
物語のように理解してくれることの方がまれかもしれません。
それでも、やっぱり読者としては、そんな理想を求めずにはいられません。
ちかこ先生は失敗しながらも、とにかく一生懸命頑張ります。その一生懸命さが不器用で空回りしっぱなしですが、それでも、いや、だからこそ、応援したくなります。


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