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書簡

太陽の読書記録

2024'04.20.Sat
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2009'11.05.Thu
10月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:9823ページ

今月のおすすめの1冊

左京区七夕通東入ル左京区七夕通東入ル  著者:瀧羽 麻子
<あらすじ>
京都での学生生活も四年目を迎えた七夕の夜、わたしは数学科のキテレツな彼と出会った。どうしてこのひとなんだろうと思う。客観的に見て、異性にもてはやされるタイプとはいえそうにない。目を引くような美男ではないし、話がものすごく面白いわけでも、ことさらに気がきくわけでもないのに―。わたしは恋に落ちている。まっさかさまに、落ちている。



新参者新参者
事件の当事者ではない人たちに焦点をあてた話としては、最近読んだ『脇役スタンドバイミー』(沢村凛)を思い出しましたが、さすが東野さん、話の持って行き方が上手い。一つ一つのエピソードもじんと来るものが多かった。実際の捜査も、このように調べてみたけど関係なかった、の連続なのでしょう。実際の捜査を追いかけているようでその点も楽しめました。
読了日:10月31日 著者:東野圭吾

brother sun 早坂家のことbrother sun 早坂家のこと
小路作品にしては、珍しく後味が悪い。最後のエピローグさえなければいつもの小路作品なのですが。人の業というものを感じさせられはしましたが。どうしてもモヤモヤが残る形に。残念。
読了日:10月30日 著者:小路幸也

恋衣とはずがたり
大学のゼミで「とはずがたり」を読み、二条に想いを馳せたことがあった身としては、率直に「嬉しい」と思いました、この本を書いてくれたことに。原文をただ現代語に訳すのではなく、娘の露子の視点を通して、現代の私たちが「とはずがたり」を読んだ時に感じる「想い」を代弁してくれたのが何より嬉しかった。写本が1冊しか残されていない「とはずがたり」が散逸せずに現代に残ってくれたことが嬉しく、おそらくその想いを込めたのであろうラストシーンには思わずこみ上げてくるものがありました。
読了日:10月30日 著者:奥山 景布子

海の深さを知らない者は海の深さを知らない者は
恋人の琶子から「わたしがママを殺した?」という謎のメールが届いた次の日、彼女の母親が殺害され、一人娘が失踪したというニュースを耳にした修介。一方琶子は、目が覚めると見慣れぬところに見知らぬ人といた。記憶を失い、言葉を失った琶子。果たして事件の真相は――。表紙からイメージした内容とは違っていたけど面白かった。
読了日:10月29日 著者:桐生 典子

黒十字サナトリウム黒十字サナトリウム
それぞれのエピソードは面白かったのだけど、ところどころ意味が分からないところが…。日を跨がずに一気に読んだ方がよかったのかも。
読了日:10月29日 著者:中里 友香

キノの旅〈13〉the Beautiful World (電撃文庫)キノの旅〈13〉the Beautiful World (電撃文庫)
読了日:10月26日 著者:時雨沢 恵一

一朝の夢一朝の夢
初めは硬質な文章で地味な話だな、と思いながら読んでいたのですが、中盤あたりからぐいぐい引き込まれていきました。井伊直弼にはあまりいい印象は持ってなかったのですが、この話の大老はとても魅力的でした。最近はあまり朝顔を見かけませんが、久しぶりに見たくなりました。(北国なのでもしかして栽培は難しいのかも?)
読了日:10月25日 著者:梶 よう子

「神田川」見立て殺人―間暮警部の事件簿 (文芸ポストNOVELS)「神田川」見立て殺人―間暮警部の事件簿 (文芸ポストNOVELS)
うーん、ここ数冊ぴんと来ない本が続いています。キャラ小説なんだから多少の推理の甘さは見逃すべきなのでしょうけど、警察の初期捜査があまりに無能すぎるだろ!というツッコミをどうしても入れたくなります。そもそもマグレ警部にいまいち魅力を感じない。続編を読むのはどうしようか……
読了日:10月23日 著者:鯨 統一郎

チュウは忠臣蔵のチュウチュウは忠臣蔵のチュウ
ちょっと途中で飽きてしまった
読了日:10月22日 著者:田中 啓文

灰色の 美神<ヴィーナス>
なんでこのタイトルなのか分からなかった私は、どこか読み飛ばしてしまったのだろうか?
読了日:10月22日 著者:高山 聖史

スコットランドヤード・ゲーム (小学館文庫)スコットランドヤード・ゲーム (小学館文庫)
こういう純愛ものにはどうも鼻白んでしまう……。樽人と夏彦の会話が自問自答っぽく、夏彦にまったく人間味を感じないなーと思ったら、やはり……なのですね。
読了日:10月21日 著者:野島 伸司

ヴィラ・マグノリアの殺人 (カッパ・ノベルス)ヴィラ・マグノリアの殺人 (カッパ・ノベルス)
読了日:10月21日 著者:若竹 七海

あるキングあるキング
なんと言い表したらいいのか……すごく複雑な気持ちになる話でした。
読了日:10月19日 著者:伊坂 幸太郎

夢うつつ夢うつつ
なかなか面白い趣向の作品。作家の脳内をのぞき見たような感覚。なんでもないこと、ちょっとした疑問や感動から物語を生み出しているのですね。収められている短編小説もどれも面白かった。 ただ、やはりあくまで製作秘話は秘話。あくまで主役は小説の方なので、裏話は語られないからこそいいのだという気もします。新しい試みとして評価はしますが、やはり小説は小説であってほしい。
読了日:10月19日 著者:あさの あつこ

彩雲国物語―花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語―花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫)
読了日:10月19日 著者:雪乃 紗衣

密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿
推理的にはちょっと……と思う部分も多々あるのですが、キャラ小説としては成功している気がします。とりあえず続編が出たら読みたいと思える程度には面白かった。
読了日:10月18日 著者:北山 猛邦

踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿
再読。以下備忘録:「踊るジョーカー」密室トランプ殺人事件:「時間泥棒」豪邸時計消失事件:「見えないダイイング・メッセージ」金庫暗号ダイイング・メッセージ事件:「毒入りバレンタイン・チョコ」大学恋愛殺人未遂事件:「ゆきだるまが殺しにやってくる」山荘雪だるま殺人事件:半年ぶりに読みましたが意外と覚えているものですね
読了日:10月18日 著者:北山 猛邦

イオニアの風イオニアの風
待望の光原さんの新刊。大満足の一冊でした。(かなりのボリュームで読むのに時間がかかってしまいましたが)。第一部のトロイア戦争あたりの話は元ネタに近くまあまあといったところですが、第二部は作者の思いと遊び心が詰まっていて実に面白かった。皆さんの感想を見るとヘルメスが人気のようですが、私は未熟で不器用なテレマコスが可愛くて仕方なかったです。他にもアレスとエリス、アレス神殿の父娘、帰郷したテレゴノスと動物たち、などサイドストーリーも魅力的。
読了日:10月17日 著者:光原 百合

源平六花撰源平六花撰
読書メーターで知った本。歴史の上でも小説の上でも「脇役」もしくは焦点に当たることさえない人たちを主人公にした短編集。思い入れ深い時代だからということもあって、非常に面白かった。特に「常葉樹」と「啼き声に」が好きだった。
読了日:10月13日 著者:奥山 景布子

元気でいてよ、R2-D2。元気でいてよ、R2-D2。
『厭な小説』ほどではないけど、読後なんとなーく厭な気分になる短編集。
読了日:10月12日 著者:北村 薫

左京区七夕通東入ル左京区七夕通東入ル
うわ、すっごい好みだ!就活も終わった大学4回生という宙ぶらりんな時期を爽やかに描いた良作。デビュー作もよかったけど、そこまで期待せずに読んだので喜びもひとしお!不器用でじれったくも進んでいく2人の関係がいい。でも何より、寮の友人2人も交えた異色な4人の関係が微笑ましくて好き。有川浩さん等の「活字で甘ベタ」好きにはたまらない1冊。
読了日:10月11日 著者:瀧羽 麻子

ポトスライムの舟ポトスライムの舟
津村作品は、うんうん分かる、と共感できる話が多いです。獲るべくしてとった芥川賞。個人的には受賞作より「十二月の窓辺」の方が好みでしたが。
読了日:10月10日 著者:津村 記久子

地図男地図男
変な小説。私にはちょっと理解不能。『庵堂三兄弟~』は面白かったんだけどなぁ。
読了日:10月09日 著者:真藤順丈

テンペスト 下 花風の巻テンペスト 下 花風の巻
半年予約待ちをしてようやく読むことが出来ました。待った甲斐がありました。面白かったー。登場人物が魅力的なのも好印象ですが、何より、教科書では数行で片づけられてしまう「琉球」という世界と時代を知ることが出来たことが一番の収穫でした。今現在日本が抱えている問題に非常に近いものがありいろいろと考えさせられました。
読了日:10月08日 著者:池上 永一

テンペスト  上 若夏の巻テンペスト 上 若夏の巻
読了日:10月08日 著者:池上 永一

7 days wonder―紅桃寮の七日間 (TEENS’ ENTERTAINMENT)7 days wonder―紅桃寮の七日間 (TEENS’ ENTERTAINMENT)
読了日:10月08日 著者:加藤 実秋,野村 美月,緑川 聖司,谷原 秋桜子

世界がぼくを笑っても世界がぼくを笑っても
笹生さんの学校ものは元々好きでしたが、今作はその中でも一番好きかもしれない。オヅちゃんのような教師の姿もありなのかもしれません。浦中レンジャーたちの未来に期待(笑)
読了日:10月07日 著者:笹生 陽子

はむ・はたるはむ・はたる
孤児達がたくましい。まだまだ続編が書けそうな終わり方。期待しています。
読了日:10月06日 著者:西條 奈加

烏金烏金
『はむ・はたる』を読むために再読。結末を知っていても、ラストにじんわりきました。
読了日:10月05日 著者:西條 奈加

橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ
こういう大きな事件が起きるわけではなく何気ない日常の中のささやかな暖かさを描いた作品が私はすごく好きなのかもしれない、と最近気付きました。どれもいい話だった。
読了日:10月04日 著者:橋本 紡

彼の秘密彼の秘密
プロパンガスの配送員をしている40代バツイチ男の配送先での交流を描いたハートウォーミングストーリー。と書くと安っぽく見えますが、なかなかの佳作だと思います。初めはひたすら地味な日常なのですが、中盤あたりからじわじわ効いてきます。ラストには思わず涙。
読了日:10月02日 著者:松田 美智子

パラドックス実践 雄弁学園の教師たち
初めはいきなり小難しい論争が始まるのかと躊躇しかけましたが、読んでみたらとても気持ちよく面白い!最初の3つのパラドックスの実証には「おぉ、なるほど!」と膝を打ちました。
読了日:10月02日 著者:門井 慶喜

よもぎ学園高等学校蹴球部よもぎ学園高等学校蹴球部
なんだかすごく読みにくかった。
読了日:10月01日 著者:松波 太郎

オイアウエ漂流記オイアウエ漂流記
どうオチをつけるのか楽しみに読んでいただけに、「え」というのが読後の率直な感想。結局そうなるのかぁ。ラスト以外はそれなりに楽しめました。こんな危機的状況で殺伐としないのがいい。
読了日:10月01日 著者:荻原 浩

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