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書簡

太陽の読書記録

2024'04.24.Wed
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2009'09.01.Tue
8月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:9826ページ

今月のおすすめの一冊

今月は豊作で面白かった本がたくさんあるのですが、
一番マイナーそうなのを。

夏休みは、銀河! 上 (朝日ノベルズ)夏休みは、銀河! 上 著者:岩本 隆雄
<あらすじ>
1学期の終業式の日に、小学校の校庭にある国旗掲揚台の旗竿に記された謎のメッセージを読んでしまった5年生の少女・内田一希は、6年生の保、同級生の翔太朗、3年生の風花、そして謎多き女子大生・亜子とともに、銀河系全体の存亡に関わる大事件に巻き込まれてしまう――!?



刻まれない明日刻まれない明日
静かで、切なくて、悲しいのに、なんでこんなに優しい気持ちになるんでしょう。一文一文読み進めるうちに感情がじんわりと染み込んでくる物語でした。消えゆくものへの思い。そして三崎さんらしい風刺的な表現。『失われた町』を読んでない人でもきっと何か感じ取れる作品だと思います。『失われた』も再読したい。
読了日:08月30日 著者:三崎亜記

アレグリアとは仕事はできないアレグリアとは仕事はできない
表題作、誰もが一度は似たようなイライラを感じたことがあるのでは。機械に対する苛立ちはもちろんだけど、「こんな些細なことにイライラするのは私だけ?」という苛立ち。これの表現が実に見事!満員電車の方は、地方都市に住んでるため、ほとんど経験したことはないのですが、リアルさは伝わってきました。やはり上手いです、津村さん。
読了日:08月29日 著者:津村 記久子

矢上教授の午後矢上教授の午後
無関係の人たちの独立した行動が事態をややこしくしていく、という手法が好きなので、事件が終結するまではすごく面白かった。その分、謎解き部分では普通のミステリっぽくなってしまったかなと、ちょっと竜頭蛇尾な印象。あと、校舎の見取り図をつけてくれたらもっと分かりやすかったのに。(今、誰がどこにいるのか途中ちょっとこんがらがりました)
読了日:08月29日 著者:森谷明子

桃花水 きみを待つ春のほとり (ヴィレッジブックスedge)桃花水 きみを待つ春のほとり (ヴィレッジブックスedge)
桃花水という言葉、初めて知りました。飯田さんの本はこれで三冊目ですが、相変わらずピュア。少女漫画好きな人にはいいと思いますが、物語自体はよくある感じで、ちょっと物足りなさを感じました。
読了日:08月27日 著者:飯田雪子

クラリネット症候群 (徳間文庫)クラリネット症候群 (徳間文庫)
「マリオネット〜」→別人の体に乗り移るタイプの話は古今東西たくさんありますが、これは新しかった!「こう来たか!?」と言う感じです。話自体はなんてことないけど、完全に設定勝ち。「クラリネット〜」→過去、数千冊ほど本を読んできましたが、これほど読んでてイライラした本は初めてです(笑)
読了日:08月27日 著者:乾 くるみ

今夜も宇宙の片隅で今夜も宇宙の片隅で
時代時代の小中学生を書いてきた笹生さんですが、今回はバリバリのネットコミュニケーションがテーマ。笹生さんのデビューからまだ10数年しかたってないのに、随分時代は変わったなあと思います。
読了日:08月25日 著者:笹生 陽子

夏休みは、銀河! 下 (朝日ノベルズ)夏休みは、銀河! 下 (朝日ノベルズ)
上巻に引き続き面白かった!途中でやまられず、ついつい上下巻を徹夜で読破。物語もさることながら、背が高くて運動神経抜群なのにぼけーとしている女の子に始まり、フットサル選抜のエースで学校のヒーローな先輩に、「殿下」とあだ名される美少年の同級生、アレルギー体質で防護服を着ているのだけど実は…な後輩の女の子と、キャラクターもよくツボを押さえてます!個人的には上巻で分かりやすいツンデレっぷりをみせてくれた「殿下」こと翔太郎くんが好きです。是非とも続編を!
読了日:08月24日 著者:岩本 隆雄

夏休みは、銀河! 上 (朝日ノベルズ)夏休みは、銀河! 上 (朝日ノベルズ)
初読の作者さんでしたがタイトルと表紙に惹かれて読みました。面白い!初めは、小学生4人が夏休みにちょっとファンタジックな冒険をするという、児童文学っぽい話かと思いきや、物語が進むにつれ、話はどんどん宇宙規模なものへ……一体どこへ行ってしまうのか、下巻が楽しみ!
読了日:08月24日 著者:岩本 隆雄

駅神ふたたび駅神ふたたび
読了日:08月23日 著者:図子 慧

かなりやかなりや
読了日:08月22日 著者:穂高 明

ナイチンゲールの沈黙ナイチンゲールの沈黙
……う、うーん。どの程度真面目に受けとめていいのか混乱してます。こういう話にああいう能力というか演出はそぐわないのでは……
読了日:08月22日 著者:海堂 尊

チーム・バチスタの栄光チーム・バチスタの栄光
今更ながら。満場一致で大賞受賞したのもうなずけます。身内に医療関係者がいるので、細かい部分で「うんうん」と首を振りながら読みました。個人的に、白鳥さんのキャラがあまり好きでないのが、今後シリーズを読む上でちょっと心配ではあるのですが。読み進めていけば好きになれるかなぁ…
読了日:08月22日 著者:海堂 尊

光
一言で言うなら「虚無感」。コメントを見る限り評判はいまいちなのかな、と思って読み始めたのですが、私はこの作品に流れる虚無感が気に入りました。あの事件に一番とらわれてしまったのは美花なのかもしれない。
読了日:08月20日 著者:三浦 しをん

ボックス!ボックス!
王道。だけど、そんな言葉ですませてはいけない、パワーとスピードを感じる作品だった。まさに「風」です。ボクシングを初めとした格闘技系にはまったく興味はなかったのですが、アスリートの心情もリアルで、ボクシングという競技に対する著者の愛情が感じられた。丸野さんの下りでは思わず涙も……。久々に★5つあげたい本に出会えた。
読了日:08月19日 著者:百田尚樹

星間商事株式会社社史編纂室星間商事株式会社社史編纂室
読了日:08月18日 著者:三浦しをん

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
裏表紙にある「本格ミステリー」という言葉はちょっとどうかと思うけど、個人的には好きなシリーズ。世間の評価はいまいち高くはありませんが。なんとなくトリックは分かってしまいましたが、相変わらずの西尾節。西尾さんだと思えばすべてを許せます(笑)
読了日:08月17日 著者:西尾 維新

心霊特捜心霊特捜
読了日:08月17日 著者:今野 敏

超短編を含む短編集 みきわめ検定超短編を含む短編集 みきわめ検定
椰月さんの短編とは相性が悪いかも。でも、「枝付き干し葡萄~」よりはこちらの方が面白かった。
読了日:08月16日 著者:椰月 美智子

エンジョイしなけりゃ意味ないねエンジョイしなけりゃ意味ないね
ピンとくるものこないものがありました。全体的にはそれなりに楽しめた。
読了日:08月16日 著者:朝倉 かすみ

サマーウォーズ (1) (角川コミックス・エース 245-1)サマーウォーズ (1) (角川コミックス・エース 245-1)
映画にはまった勢いで購入。まったく違和感なく、物語に入っていけました。これからどう展開していくのか楽しみ!(作画に不満はまったくありませんが、仮ケンジだけは映画版の方が可愛いですね…。今後描き慣れていけば向上するかな?)
読了日:08月15日 著者:杉基 イクラ

14f症候群14f症候群
痛さと甘酸っぱさのハーモニー。「性」「欲情」「死命」が特に好きでした。
読了日:08月15日 著者:壁井 ユカコ

プラスマイナスゼロプラスマイナスゼロ
読了日:08月14日 著者:若竹 七海

古書店アゼリアの死体 (カッパ・ノベルス)古書店アゼリアの死体 (カッパ・ノベルス)
「ないんかい!」――すみません。おまけを読んで思わず口に出してしまった感想です。探そうと思ったのに(笑)とっても若竹七海な話でした。癖になるなー、この感じ。
読了日:08月14日 著者:若竹 七海

うつくしい人うつくしい人
読了日:08月12日 著者:西 加奈子

厭な小説厭な小説
すごい後味!絶対厭な結末になると分かっているのに、ついつい読み進めてしまう。いやあ、見事です。全部「厭」でしたけど、個人的に「厭な家」の小指の話が、読んでるだけで痛く感じて、すごく厭でした。他の話の方がもっとずっと生理的に厭なのに、小指の話が読んでて一番きつかったのは、とても身近に感じる「厭」だからでしょうか?
読了日:08月11日 著者:京極 夏彦

三人姉妹三人姉妹
面白かった。でも、タイトルから想像していたのとはちょっと違う内容だった。もっと姉妹のことが全面で出た話なのかと思いきや……。私も三姉妹ですが、うちとは大分違うなあ。長女がゴーイングマイウェイなのは一緒だけど。あと、突如あらわれる「 」なしの会話文が激しく読みにくいので、そこだけなんとかしてほしかったです。多分何かこだわりがあるのだとは思いますが……。
読了日:08月10日 著者:大島 真寿美

トレジャー・キャッスル (ミステリーランド)トレジャー・キャッスル (ミステリーランド)
途中、主人公たちが中学生だということを忘れてました(笑)
読了日:08月08日 著者:菊地 秀行

六月の夜と昼のあわいに六月の夜と昼のあわいに
なるほど確かにこれは恩田版『夢十夜』。いろいろなタイプの不思議な感覚を味わえる短編集。多分、難しく考えず、雰囲気を楽しめばいいのだと思います。夜寝る前に1編ずつ読むにはちょうどよかったです。
読了日:08月07日 著者:恩田 陸,杉本 秀太郎

〔MF文庫ダ・ヴィンチ〕朝に咲くまでそこにいて 〔MF文庫ダ・ヴィンチ〕朝に咲くまでそこにいて
表題作より、断然他2編の方が面白かった。特に2話目「Frog Sing アイノウタ」がよかった。ある日目覚めたら、大好きな人が大嫌いなモノになっていた――。切ない……
読了日:08月07日 著者:遠野りりこ

福家警部補の再訪 (創元クライム・クラブ)福家警部補の再訪 (創元クライム・クラブ)
シリーズ2作目。この感じでまだまだ続けられそうですね。犯人を追い詰める決め手が、全体的にあっさりしすぎな気がしないでもないですが、毎度毎度、宗教の勧誘やセールスレディに間違えられる福家警部補のキャラは好きです。
読了日:08月06日 著者:大倉 崇裕

贖罪 (ミステリ・フロンティア)贖罪 (ミステリ・フロンティア)
『告白』と『少女』はまだ読んでいないのですが、さすが話題になっている作家さん、読ませる力があります。痛ましい「罪」の連鎖。5人の視点で語られる事件のありよう。5人の言い分にはどれも考えさせられるものがありました。特に胸に響いたのが教師になった真紀の演説。集団心理は恐ろしいもの、と頭では分かっていますが、なかなか自分の身になっては考えられないものなのかもしれません。裁判員制度も始まったことですし、よくよく肝に銘じなければいけませんね。
読了日:08月05日 著者:湊 かなえ

不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)
「干渉」するということに対しての、今まで考えたこともないような視点だった。「今のままで十分だと思ってる人間には、おすすめできない世界」。現実的にはおすすめできない人の方が多い世の中、実現は難しいけど考えさせられた。
読了日:08月03日 著者:小川 一水

最上階ペンタグラム (ミステリ・フロンティア)最上階ペンタグラム (ミステリ・フロンティア)
デビュー作としてはまずまず。今後もシリーズとして是非とも続けてほしい!
読了日:08月02日 著者:南園 律

虎と月 (ミステリーYA!) (ミステリーYA!)虎と月 (ミステリーYA!) (ミステリーYA!)
『山月記』も『人虎伝』も、どちらも高校の授業で習いましたが、いやはや面白かった!見方を変えるだけですべてが変わる…。古典文学研究専攻だった身としては、基本通りのアプローチなのですが、それをミステリー仕立ての小説にしたというところが興味深い!
読了日:08月01日 著者:柳 広司

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