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書簡

太陽の読書記録

2024'03.29.Fri
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2010'01.01.Fri
今年は総読書数は330冊。
さらに豊作が多くて、
好き度5(最高点)をつけた本が9冊
好き度4.5(次点)をつけた本は30冊
ということで、10冊選ぶのは至難の業なので「今年読んだ本ベスト9」にして
4.5の本の中から部門ベストを選ぶことにします。

「今年読んだ本ベスト9」
1.フリーター、家を買う。フリーター、家を買う。  著者:有川 浩
<あらすじ>
「母さん死ぬな―」へなちょこ25歳がいざ一念発起!?崩壊しかかった家族の再生と「カッコ悪すぎな俺」の成長を描く、勇気と希望の結晶。


2.獣の奏者 (3)探求編獣の奏者 探求編/完結編 著者:上橋 菜穂子
獣の奏者 (4)完結編<あらすじ>
あの“降臨の野”での奇跡から十一年後―。ある闘蛇村で突然“牙”の大量死が起こる。大公にその原因を探るよう命じられたエリンは、“牙”の死の真相を探るうちに、歴史の闇に埋もれていた、驚くべき事実に行きあたる。最古の闘蛇村に連綿と伝えられてきた、遠き民の血筋。王祖ジェと闘蛇との思いがけぬつながり。そして、母ソヨンの死に秘められていた思い。自らも母となったエリンは、すべてを知ったとき、母とは別の道を歩みはじめる…。

3.きりこについてきりこについて 著者:西 加奈子
<あらすじ>
きりこはぶすな女の子。人の言葉がわかる、とても賢い黒猫をひろった。美しいってどういうこと? 生きるってつらいこと? きりこがみつけた世の中でいちばん大切なこと。


4.キネマの神様キネマの神様 著者:原田 マハ
<あらすじ>
四十を前に、突然会社を辞めた娘。映画とギャンブルに依存するダメな父。二人に舞い降りた奇跡とは―。壊れかけた家族を映画が救う、奇跡の物語。


5.恋愛嫌い恋愛嫌い 著者:平 安寿子
<あらすじ>
恋愛は、難しい。面倒くさい。上手くいかない…。それならいっそ、一人で生きちゃ、ダメですか?痛いほどリアルで、じんわりと勇気をくれる3人の女たちの物語。


6.少年少女飛行倶楽部少年少女飛行倶楽部 著者:加納 朋子
<あらすじ>
中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。メンバーは2年生の変人部長・神、通称カミサマをはじめとするワケあり部員たち。果たして、空に舞い上がれるか!?私たちは空が飛べる。きっと飛べる。かならず飛べる。空とぶ青春小説。

7.さみしいうさぎ (ヴィレッジブックスedge )さみしいうさぎ (ヴィレッジブックスedge ) 著者:飯田 雪子
<あらすじ>
燃えあがるような恋ではないけれど、一緒にいるとなんだかとても心地よい―それが菜月と峻の関係だった。一生ずっと続けられそうな、ふたりの大切な恋。だから、峻が実家の喫茶店を継ぐために故郷の仙台へ帰ることになったときも、菜月は平気だと思っていた。電話だってメールだってあるのだから。それなのに冬が近づき、女性に抱擁を売るリュウセイという青年と出会ったころから、菜月は峻のぬくもりを切望するようになる。だけど、それを彼には素直にぶつけられなくて…。

8.RDG2  レッドデータガール  はじめてのお化粧RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧 著者:荻原 規子
<あらすじ>
東京の鳳城学園に入学した泉水子はルームメイトの真響と親しくなる。しかし、泉水子がクラスメイトの正体を見抜いたことから、事態は急転する。生徒は特殊な理由から学園に集められていた…!!

9.ボックス!ボックス! 著者:百田尚樹
<あらすじ>
アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢義平。彼の所属する恵比寿高校ボクシング部に幼なじみでいじめられっ子だった木樽優紀が入部した。特進コースで成績トップクラスの木樽の入部は周囲を驚かせる。木樽には強くなりたい理由があった。―



相変わらず女性作家が強いですが、それはさておき、
今年は考えさせられる本が多かったです。
特に1~4位は順位をつけるのも難しいくらい、メッセージ性が強く大変感銘を受けました。
その中でも自分の状況と非常にマッチしていたのと、メッセージを一番ストレートな形で書いたのが『フリーター、家を買う。』だったと思ったので1位にランクイン。
2位の『獣の奏者』もファンタジーという媒体を使いながら、平和や今の情勢なんかに訴えかけている本で、子どもだけでなく大人にも是非読んでもらって、いろいろと考えて欲しいと思います。
3位『きりこについて』はユーモアのある文体だけどテーマは意外と深く、「美」や「自己とは」といったことを考えさせられます。
4位『キネマの神様』は映画をテーマにしたハートウォーミングストーリー。予定調和なストーリー展開ではありますが、読後とても暖かい気持ちになります。
5位『恋愛嫌い』はとにかく「わかる!」の連続で共感の嵐でした。
6位と9位は、方向性こそ違えど、良質な青春小説。どちらも違った意味で熱かった!
7位『さみしいうさぎ』はあまり知られていない作品ですが、切なさ満載で胸がしめつけられました!もっと読まれるべき傑作!
8位の『RDG』は私の中で別格の荻原さんなので何も言う必要はありません(笑)

次は各部門ベスト

◎ベスト・オブ・青春小説
「世界がぼくを笑っても」(笹生陽子)

◎ベスト・オブ・ファンタジー小説
『夏休みは、銀河!』(岩本隆雄)

◎ベスト・オブ・恋愛小説
『左京区七夕通東入ル』(瀧羽麻子)

◎ベスト・オブ・新人作家
『少女たちの羅針盤』(水生大海)
『魚神』(千早茜)

◎ベスト・オブ・大河小説
『テンペスト』(池永永一)
『芙蓉千里』(須賀しのぶ)

◎ベスト・オブ・短編集
『朝のこどもの玩具箱』(あさのあつこ)

◎ベスト・オブ・ミステリー小説
『新参者』(東野圭吾)

◎ベスト・オブ・青春ミステリ小説
『退出ゲーム』(初野晴)

◎ベスト・オブ・ライトノベル
『偽物語 下』(西尾維新)

今年掘り出し物だったのは新人の水生大海さん、千早茜さんと、初読だった飯田雪子さん、須賀しのぶさん、岩本隆雄さん。今後も追いかけたいです。

以下、選からもれた4.5の本


「賢者の贈り物」(石持浅海)
「ファミリー・ポートレイト」(桜庭一樹)
「1/2の騎士」(初野晴)
「雪屋のロッスさん」(いしいしんじ)
「秋期限定栗きんとん事件」(米澤穂信)
「ギフト」(日明恩)
「鳥籠荘の今日も眠たい住民たち6」(壁井ユカコ)
「三匹のおっさん」(有川浩)
「東京夜話」(いしいしんじ)
「十四歳の情景」(斉樹真琴)
「かもめ幼稚園」(黒野伸一)
「さいはての彼女」(原田マハ)
「贖罪」(湊かなえ)
「厭な小説」(京極夏彦)
「刻まれない明日」(三崎亜記)
「イオニアの風」(光原百合)
「恋衣 とはずがたり」(奥山景布子)
「アシンメトリー」(飛鳥井千砂)
「葛野盛衰記」(森谷明子)
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