2006'09.20.Wed
『ダブル・キャスト』
高畑京一郎:著
ジャンル:現代SF
好き度:4.5
<あらすじ>
廃墟から転落した川崎涼介。
目覚めると知らない部屋のベットに寝ていた。
家に駆けつけるとなんと自分の葬式をしているところで、自分が川崎涼介だと言っても、誰も信じてくれなかった。
一方、転落事故を目撃した浦和涼介。
その日をさかいに、一時的に記憶を失うようになり、見ず知らずの女の子が涼介を訪ねてくる…。
<感想>
タイム・リープに引き続き、面白かったですv
理詰めだった前作に比べると、物語を解いていく面白さには欠けましたが、相変わらず魅力的な登場人物とストーリー展開で最後まで飽きませんでした。
喧嘩っ早くて乱暴だけど正義感あふれる川崎も、一見情けなく見えても、いざというときの判断力と行動力がずば抜けている浦和…二人ともとても格好良かったですv
個人的には、クラス全員が見守る中、浦和と亜季が(一見)痴話喧嘩を始めるシーンが一番好きデスv
浦和君は、川崎涼介と亜季と出会い、今回の事件を乗り越えたことで、一回り大きな人間になれたような気がします。
(このまま育てば、浦和と川崎、両方のよい部分を併せ持った最高に格好いい男になるでしょう。亜季はなんとしても捕まえておかないといけませんね/笑)
タイム・リープの文庫版には、物語後が少しかいま見れる挿話が付いているらしいのですが、私はどちらかというと、ダブルキャストのその後の方が気になるなー。
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