2006'09.14.Thu
『バーティミアス3 プトレマイオスの門』
ジョナサン・ストラウド:著
ジャンル:異世界ファンタジー
好き度:4.5
<あらすじ>
魔術師が支配する現代ロンドンで、英才教育を受け魔術師になったナサニエル。12歳のとき初めて呼び出した妖霊(ジン)のバーティミアスとともに多くの困難を乗り越え、17歳になった彼は大臣にまで出世していた。
しかし、長引くアメリカ侵攻に一般市民の不満は高まり、同時に長い間魔術師達に使役されてきた妖霊たちも、魔術師に一矢報いようとある計画を企てていた。
<感想>
バーティミアスシリーズ最終刊。
非常に面白かったです。1巻2巻でやめてしまうのはもったいないです。
これは3冊まとめて1つの物語。1巻を読んだ方は是非とも3巻まで読み切って欲しい。
帯などで「こんなラストは想像してなかった」とか「衝撃のラスト」などと仰々しく書いてあったので、どんなものかと思っていたのですが、本当に衝撃のラストでした。
最終刊で、こんなにみんなして活躍してくれるなんてびっくりです!
あと、今回はバーティミアスとプトレマイオスの過去が挿入されているのですが、プトレマイオスのキャラがすごく好きですv
バーティミアスとプトレマイオスの切っても切れない強い絆で結ばれた関係が素敵でした。
もちろん、ナサニエルとバーティミアスの関係も好きですがv
プトレマイオスと違って、お互いツンデレのデレ抜き(笑)で素直じゃない感じがなんとも言えず(笑)
続きにラストネタバレ↓
ナサニエルの死に様は格好良すぎでした…
最後の最後まで素直じゃないんだから…
プトレマイオスは、疑うことを知らない純粋無垢な気持ちでバーティミアスを解放したんだろうけど、ナサニエルの場合は妖霊と人間の関係のこととかいろいろ分かった上で、バーティミアスを道連れにすることが出来なかったんじゃないかなと思います。なんだかんだ言って、辛いとき淋しいときにいつも一緒にいてくれたのはバーティミアスでしたからね。
友達でもないし、相棒でもないし、主従でもない…2人の関係ってなんだったのか、上手く表せる言葉が見つかりません。
最後の最後まで素直じゃないんだから…
プトレマイオスは、疑うことを知らない純粋無垢な気持ちでバーティミアスを解放したんだろうけど、ナサニエルの場合は妖霊と人間の関係のこととかいろいろ分かった上で、バーティミアスを道連れにすることが出来なかったんじゃないかなと思います。なんだかんだ言って、辛いとき淋しいときにいつも一緒にいてくれたのはバーティミアスでしたからね。
友達でもないし、相棒でもないし、主従でもない…2人の関係ってなんだったのか、上手く表せる言葉が見つかりません。
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