2006'06.01.Thu
『アコギなのかリッパなのか』
畠中恵:著
ジャンル:現代ミステリー
おすすめ度:4.5
<あらすじ>
21歳の大学生・佐倉聖は腹違いの弟を養うため、元大物国会議員・大堂剛の事務所に事務員として勤めている。ここに持ち込まれるのは、大堂の弟子にあたる議員からの様々な問題。飼い猫の毛の色が変わる謎、後援会幹部が何者かに殴打された事件の始末、宗教団体へ入信の秘書が寄進した絵画の奪還…などの厄介ごとに関わった聖は、元不良の負けん気と機転の利く頭で、センセイ方顔負けの“解決”を成しとげてしまうのであった―。昔は不良だった事務員が、元大物代議士のもとに持ち込まれる陳情、難題、要望から、その裏にある日常の謎を解決する現代ミステリー。
(「BOOK」データベースより)
<感想>
政治家事務所で事務員をしている21歳の佐倉聖の苦悩の日々。
畠中さんは、「しゃばけシリーズ」をはじめとした時代物ミステリーは面白いのですが、現代物はいまいち…という印象があったのですが、これは面白かったです。
中学生の弟を養うため、日々奮闘する聖さんのキャラが好きです。
あちこちの事務所で引っ張りだこな彼は、一体誰のところに落ち着くんでしょうか…?(笑)
(個人的には「王子様」加納さんとのコンビが好きなんですけどねー)
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